ご友人とのランチ風景を取材させていただきました。 明るく爽やかな空間で食事を楽しみながら、笑顔溢れる豊かな時間が流れていました。 今回はカオマンガイ(タイ風チキンライス)・ヤムウンセン(海老とひき肉とパクチーサラダ)・ラープ(キャベツで巻いたサラダ)美味しそうです。
Real life
美味
まずは今日の献立と段取りの確認。ご友人もリラックスされていつも通りにテキパキ、まるで休日の我が家。「おちつくね」と言ってもらえるような開放感や安心感のある家はとてもいいものです。 キッチンの天井を低くして、キッチン空間の落ち着きや照明のバランスを考えています。レンジフードとダクトもスッキリできました。
さあ庭へお野菜の調達、パクチーなどのVegetable Garden。 コンポストを備えられていらっしゃり、肥料も自家製なのです。 他にもハーブ系のものやトマトなどの夏野菜も沢山ありました。 青森では果物や野菜もよく育ち幸せです。
さあオーナー様のお料理です。国産家庭用最大火力のガスグリルとガスオーブン。フライパンや鍋など圧巻のキッチンツール。ボックスの扉は作らず、食器などを魅せて収納されています。 冷蔵庫から取り出す・洗う・切る・調理する・配膳する・下げる・食器や器具を洗う・拭く・しまうなどの一連の動作をオーナー様用にデザインしております。
できました! 使う道具にこだわり、ひと手間加えることを楽しむ。 花を添え、温かみのある木のテーブルへ。 色のコントラストや素材のミックス感など、さりげない美意識がステキです。 お洋服もコーディネートされています。
大きな食卓。 ダイニング空間の構成は、アイランドキッチンの幅・椅子の数と寸法・テーブルの幅と奥行きなどが起点となって構成されています。高さも椅子を起点に展開してあります。 6人掛けですので、照明のペンダントも3点セッティングしてあり、ディナーも庭の夜景をバックにフルコースでワインを楽しまれています。 これで宿泊できればオーベルジュになってしまいそう。
Indoor Green Terrace。 明るい陽ざし・窓辺のグリーン・床の陰影で、やわらかな空気に包まれています。 お庭との一体感もあり、季節によっては外でも楽しめます。 冬でも窓の断熱性能と床暖房で暖かなテラスダイニング。 椅子の引き寸法と通路幅をデザインしてみました。
リラックススペース。 囲われたような安心感とサイドから取り込む光や空気によって、裡(ウチ)に入れる空間となっています。本を読んだりアイデアを練ったり、まるで一つの小宇宙。 この位置のシェルフは気分やモードを切り替えるのに効果抜群でまたまた感動です。 アート系のポスターや置時計を見ながら、壁と床材やラグで空間を切り替え、違った気分でソファーへ。THINK!されています。
基本的な暮らしの要素(Elements)を大切にする。 つくるCook・食べるEat・くつろぐRelaxなどの基本的な要素を、自分自身の「好き」を中心にとことん考え・こだわる。 キッチン・ダイニング・リビング・いわゆるLDKが、こんな豊かな世界に広がっていました。これからも沢山のドラマを描き続けられるでしょう。